「男性産休義務化」について

みらい子育て全国ネットワーク(miraco)では、「男性の家庭進出」につながる動きとして、「男性産休義務化」について情報収集と発信を行っています。

なぜ「男性産休義務化」なのか?

 2000年代から「イクメン」というキーワードが流行し、2011年からイクメンオブザイヤーなど、一般人や芸能人を表彰し、『男性の育児・家事進出』を讃えることで、男性の意識は少しずつ変わってきています。

 しかし一方で、未就学児のいる家庭では7割の夫が「ゼロコミット男子」と呼ばれる家事育児を一切しない親であることが分かっています。育児・家事参画の大きなきっかけとなるのは「男性の育児休業」ですが、日本における取得率は現在6.16%(2019年発表)で、政府目標の「2020年までに13%」には大きく乖離しています。またある調査によれば、男性の家事・育児時間が諸外国と比較して低いことが分かっており、それが少子化の要因の一つではないかともいわれています。

 このような現状を変えるための一つのアイディアとして私たちが提案してきたのが、フランスで導入されている「男の産休」です。

 これは労働法で全ての労働者に保障されている3日間の「子の出生時の有給休暇」に、国の医療保険が収入補填をする11日間の「子の受け入れおよび父親休暇」を合わせた14日の休暇です。フランスでは「男を父親に変える2週間」とも言われ、雇用主が休暇を拒むことは許されておらず、約7割の男性が取得しているそうです。

 私たちは、プロジェクトとして掲げている「男の家庭進出」を強く推進するため「男性産休義務化」が必要と考えています。


「男性産休義務化」に関する動向

 「男性の育休『義務化』を目指す議員連盟(仮称)」 の動向、ワークライフバランス社による「男性育休100%宣言」、メディア掲載情報について

男性育児休暇取得に関する意識調査結果!(ユーキャンラボ)

男性の8割近くが取得する意向を示しているが、「職場の理解が足りない」と感じるような職場環境自体が、取得の障壁となっている。


最新ニュース

 「男性産休義務化」に関する最新ニュースです。


寄せられているご意見

ハッシュタグ「#男性育休義務化」で発信されている内容についてご紹介します。

ハッシュタグ「#男性育休義務化」「#育休義務化」「#男の産休」に関するツイート

当会主催の「男性産休義務化」に関するイベントレポート