みらい子育て全国ネットワーク(以下、当会と記載)は、2019年3月6日に参議院議員会館1階講堂に於いて、『#保育園に入りたい を本気で語ろう2019』と題して院内集会を開催しました。また、院内集会に先立って行いました記者会見についても、併せてご報告いたします。
1.開催の背景
匿名ブログにより「保育園落ちた日本死ね」と発信されてから3年、当会が発足し「#保育園に入りたい」と発信を始めてから2年が経ちました。
その間、各自治体で保育園の整備が進み、昨年には待機児童数が2万人を割りました。このことはメディア各社でも報道されたため、減少に転じているとご認識されている方もおられるかと存じます。
しかし、「特定園を希望している」などとされて待機児童数にカウントされない“隠れ待機児童”はむしろ増加しています。また、待機児童問題の地域差が広がっており、未だ増加し続けている自治体もあります。
さらに、今年始まる予定の「幼児教育・保育の無償化」によって需要が喚起されることが見込まれており、現在も不足している保育士の負担が増加することは避けられません。保育士の負担増加は、保育の質の低下につながる懸念があります。
そこで私たちは、保育される子ども達の安全・安心な育ちのためにも、「保育の量と質」の議論が今こそ必要であると考え、記者会見および院内集会を開催いたしました。